

宇都宮市平出工業団地にあるモデルハウス「ハピイエ」。
しっかりした無垢の玄関を開けると、その先に見たこともない大きな回転式の扉。
これを開いて中に入ると、目の前には広い土間を挟んで、両側にキッチンとリビングが。
キッチンの棚もリビングの窓も、吹き抜けを見上げた先のキャットウォークもどれも独特な形。
見たことがない、が詰まっていてワクワクする。
ウチの特長はまず
『無垢材」を使っている
ということ

「無垢材のどんなところがいいんですか?」

まずは触り心地
質感が塩ビシートなどとは全く違う。今歩いてもらってわかると思うけど、
無垢材の床はヒヤッとしない、ぬくもりがあるでしょ。
それに、シックハウス症候群やアレルギー等ある場合は自然素材の方が安心。

杉板、桧板を随所に。
住む人の健康のためにも自然素材にこだわる。またCO2の削減への貢献にもつながります。

漆喰の壁は調湿性に優れ、メンテナンスも容易なため、長く住む家には最適な素材。そして木と漆喰は最高の組合せ。


漆喰の良さはなんでしょう?
調湿効果や消臭効果があるところ。
調湿の方は、妻がドライフラワーを作るんだけど
私の自宅より、このモデルハウスの方が上手につくれるみたいだよ。
自宅は残念ながら漆喰じゃないもんで…(笑)

それはすごい!実感できてる!

ところで、窓枠まで無垢って君島建築の規格がそうなんですか?

うちには「規格」なんて決まったものはないよ。
仕様としては、例えば床材が杉板の30mmが基本だったりすることはあるけどね。
これも、規格というよりこだわりなんだよ。

規格がないってことは、オーダーメイド!?

そう。ウチは数多く建てようとは思わず、
あくまでも自分の対応できる範囲で請け負う。
だからこそオーダーメードにこだわってる。
間取りはもちろん、キッチンや収納や棚の一つ一つ、さらに扉も。
既製品は基本的に使わず、木材を削るところから作るんだよ。

本当に全部ですね!
そこまでこだわることができるのはなぜですか?

ひとえに職人の技術だね。
うちは昔から無垢材を使っているけど、自然素材は技術がないと施工に差が出る。
木材は例えば国産と外材(輸入材木)では貼り方も違う。
木は生きてるからね。そして暴れる

木って暴れるんですか?

湿気や乾燥で膨張したり、
縮んだり反り返ったり

知らなかった・・・。

暴れ方も木の種類によって様々。
だからたくさん失敗してきたし、
その経験の積み重ねが今の技術になってるんだよ。

長年の経験と知識によって培われた職人の技術、かっこいい!
でも無垢材を使ったオーダーメイドはお値段が… 手が出なそう

うちは製材所と提携していて、昔から無垢の素材だけを大量に仕入れているから、価格を抑えて造ることができるんだよ。
さらに、オーダーメイドだからこそお客様の予算にあった対応ができる。
規格住宅じゃないから、土地も選ばない。狭小地や変形地にも対応できるから、
土地の予算を抑えて建てることができるのも、ウチで建てることのメリットになるかな。

無垢材のプロフェッショナルだからこそのオーダーメイド!
感動しました。



キッチンや収納、棚、扉に至るまで、すべてがオーダーメイド。これも、職人の技術があるからこそ叶うもの。
世界に2つとない住まいをつくってくれるのが君島建築さん。

ウチは打合せが長い。
3カ月は打合せしますよ。
お客様の仕事や趣味のことから家族のこと・・・

「家の話しないんですか?」

ところで、チホケスタさん。
南向きに大きい窓、とかリビングの横に和室、とか収納を多く、ってお客様はみんな言ってくるけど、これって家を作るときに大事だと思う?

そうですね。だからそういう間取りが多いのかと…。

それがそうとは言い切れないんだ。
例えば南向きの窓は太陽にものすごく左右される。
南に大きくとるより、北に大きい窓がある方が光は安定してるんだよ。

知らなかった!

ほかにも一般的な常識は山ほどある。
それをひとつひとつ崩していって、やっと本当にこだわりたいところにたどりつける。
家を建てたい人はみんなこだわりがある。
気に入ったものを全部入れたい。
でも、常識に縛られていたり、
こだわりがまとまらないことがあったり・・・。
それを、整理してあげて導くのが私たちの仕事。
だからたくさん話すことが必要。
ウチとお施主さんでコミュニケーションがきちんととれるようになることが一番。

家の先導者ですね!頼れる!

窓は南に大きく取るより、北に大きな窓の方が
光は安定して入る。

南面道路に面したリビング。
通りからの視線を回避するため窓の大きさ、高さを工夫。
常識に縛られない住まいづくりがいい結果を生む。

オーダーメイドだから工期も長い。
最低半年。1年近くかかるときも。
だからお施主さんとの付き合いは1年以上になりますね。
もちろん工事中も、コミュニケーションは大切にしているよ。
その間、住まいの打合せだけじゃなく、時にはプライベートなお付き合いをすることも…。
こうして、お施主さんとは建物が完成、引き渡しまでコミュニケーションは欠かさない。
それじゃなくちゃ、本当に喜んでもらえる住まいづくりはできないと思っているから。

それは安心!
家づくりのシロウトの私たちは、不安がいっぱいだから、とても心強いことですよね。

家を建てるのには信頼関係が大事。
契約する前には、「無垢材は年数が経つと変形したり、傷がついたりするよ」って欠点も話す。
「ほかの工務店も行ってみて」とも言う。
「それでもウチが良かったら来てね」って。

それは自信があるから、というのもあるんですか?

それもあるけど、
やっぱり、お施主さんが自分で選んだっていうのが大事だよね。

お客様とのコミュニケーションをとることを第一にし、信頼関係を築く。
不満や疑問もすぐ話し合い解決できるので、揉めたことは1度もないそう。
それは家を建てた後も同じ。
君島建築さんで家を建てたOBの方が、自宅の見学を快く引き受けてくれる。
家を建てるのは人生の方向を決めることになる。
そんな大事なことを、「ここなら任せたい」
そう思える社長のお話でした。
