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「家事をシェアする『家』」の公開企画セッションが終了しました。
パネラーとして宇都宮在住の5名の主婦の皆さんと、コーディネーターの2名の整理収納コンサルタント、そしてオブザーバーとしてこの企画に協賛いただいている10社の工務店さんにもご参加いただき開催されました。

■ 会場の「ミナテラスとちぎ」

会場は昨年10月にオープンした「ミナテラスとちぎ」。
広々とした敷地に、セミナールームの他、キッチンスタジアムやカフェさらに、託児所も併設された充実した施設。公開企画セッションは、全3回ともにこちらで開催されました。

[ 第1回目 ]

~仮想の家族「加治さんママ」の多忙な一日~

■ アンケート「わが家の家事事情」

 

今回はこのセッションに先だって、22名の主婦の皆さんにご協力いただいたき「わが家の家事事情」と題したアンケート調査の結果報告から始まりました。集計結果は抜粋して当サイトに掲載しましたので、そちらをご覧ください。

■ モデルケース「加治さん一家」
 

企画は「具体例で、よりリアルにわかりやすく」をモットーとして進めて行きました。そのため「加治さん一家」という戸建て持家住まいの仮想の家族を設定。その家のモデルプラン(平面図)も用意、そこで繰り広げられる「加治さんちのママ」の家庭での奮闘ぶりを「ストーリー」と「タイムスケジュール」で発表しました。これが「家事をシェアする家」のビフォア (改善前)となるわけです。

■ 加治ママの一日
 

よりリアルに!
加治ママの超多忙な一日をストーリーで発表しました。ストーリー作成と、朗読はSumyzukuriサイトでおなじみのチホケスタさん。真に迫る朗読に、パネラーの皆さんも思わずうなずいたり、さらには共感して思わず涙を流す参加者もいらっしゃったようです。

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[ 第2回目 ]

~「加治ママ」の多忙な一日を解消するには・・・?~

■ ホッと一息できる時間って・・・。家事時間短縮目標は?

とにかく加治さんママは超多忙。朝起きて寝るまで動きっぱなし!
この加治さんママに「ゆとりの時間」をつくってあげたい。その「ゆとりの時間」っていったいどのくらい?
パネラーさんに聞きました。

  • 小林さん「1時間あると、誰にも呼ばれないでゆっくりできたな、と思う。」

  • 徳永さん「同じ。お酒飲みつつゆっくりと。邪魔されない時間が欲しい」

  • 高橋さん「1時間くらい。ヨガやったり、動画観たりしたい」

 

ということで、加治ママの家事時間の短縮目標を1時間に設定しました。

■ 家事ラクのための3つのポイント

 

家事をシェアする『家』が、この目標達成のために考えていく3つのポイントは・・・。

  1. 家事動線を中心とした住まいの間取りで解決できるコト

  2. 主婦にとってわが家の不満第1位「収納」について考える

  3. 家族に協力してもらう、つまり「家事シェア」の進め方

 

公開企画セッションでは、この3点を加治さんちをモデルケースとして改善点を探りました。
そこで考えたのが「家事ラク解決対策表」。
これを活用して、家事内容を3つの解決ポイントのナニで解決していくかを考えていきました。

[ 第3回目 ]

家事をシェアする『家』のコンセプトは

「3ピット×2ストレージ」

■ 「わが家の家事事情」から生まれたコンセプト

「3ピット×2ストレージ」 
家事をシェアする『家』の基本コンセプトです。
これは、公開企画セッション開催の事前アンケートから生まれました。

「3ピット」とは・・・
    
①ただいまピット
帰宅動線×玄関収納の充実

②ランドリーピット
洗濯動線×脱衣所収納

③チェンジングピット
ファミリークローゼット=しまう+着替

「2ストレージ」とは・・・

 

①パントリー収納


②リビング収納

この5つが、アンケートによるわが家の不満、不便が集中していることに注目し、これを改善することが家事ラクにつながると考えました。これが、家事ラクになるための家事動線、収納の2つの解決ポイントです。

■ 「家事シェア力」を高める

 

公開企画セッションの最後は、「家事をシェアするために必要なこと」をテーマに、ホスピタリティ キャリアアカデミーの伊藤由起枝さんに話してもらいました。伊藤さんは、自らが子育て世代で家事、育児、仕事に追われ、イライラする毎日を送った経験があるそうです。その話は、家族に家事を頼むことの後ろめたさや、半ばあきらめといった考え方をしなくていいんだ、と気づかせてくれます。

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■ 加治ママの家事時間75分短縮

 

3日間の公開企画セッションを通して「家事をシェアする家」を考えてきましたが、 最後にモデルとなった「加治ママ」の家事時間はマイナス75分。当初設定した削減目標の60分を実現することができました。

ここで協議してきた「家事をシェアする家」は、今後、当サイトが主催する企画発表会や特別講座を通して、これからマイホームを考えている皆さんにお伝えしたいと思います。

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